耐震強度の簡易診断を実施へ(木造建築のパソコン診断)
伊藤けんじ議員の提案質問に、可児市が回答
6月市議会 一般質問より 伊藤けんじ市議
【簡易なパソコン耐震診断を普及するために】
4月に起きた熊本地震では、浅い地層の揺れで多くの家屋が倒壊しました。 東海地震・東南海地震が連動すると、大きな建物被害の発生が心配されています。 いま、喫緊の課題は、内陸部にあたる可児市でも、住宅・住家の耐震性をどう高めるのかということです。 いま、住屋の耐震診断が、大きな関心を呼んでいます。
日本共産党可児市議団では、木造家屋の耐震診断助成制度の拡充を提案してきました。 そうした結果、現行でも旧耐震基準(昭和56年以前)の家屋には無料の耐震診断を受けて、耐震リフォームをすすめる助成制度があります。
そこで、新たに導入するべきシステムとして、次を提案しました。
埼玉県の先例に学んでパソコンソフトを使って、平成12年(2000年)5月以前に建てられた木造家屋(2階建てまで)の耐震強度を簡易に判定する方法を実施するように、提案しました。(今回が2回目です) 内陸直下型の熊本地震を体験した中で、自宅の耐震強度について関心が高まるいま、市民の声に応えるものとなります。
建設部(耐震強度診断の担当)は、ぜひ決断を
可児市は実施を決断して!
今こそ、パソコンソフトを使った木造住宅の簡易耐震診断の導入を決断してはどうか。ソフト代金は1万円、あとは手間と体制の問題だけです。ぜひ実現を!
【建設部長】 建物の耐震強度に少しでも不安を持つ市民に機会を提供するため、昭和56年6月から平成12年5月までに着工された木造住宅のパソコンによる簡易耐震診断を行うことにする。 対象建築物は、階数2階以下、面積500平方b以下とする。診断手法について別に定めるので、周知期間を考慮し実施開始は今年の9月を予定する。 詳しくは、広報やホームページで順次案内するので確認をしてください、ということになりました。
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