核廃絶へ祈りを込めて

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岐阜・垂井町 「今年で40回目に」

 広島に原爆が投下されて79年の8月6日午前8時15分、岐阜県垂井町では「平和の鐘をひびかせる垂井の会」の呼びかけでいくつかの寺院で平和の鐘を鳴らしました。

 清蔵寺(せいぞうじ)には5人が集まってラジオから流れる平和祈念式典の進行に合わせて鐘をつきました。日本共産党の小宅宏町議が参加しました。

 住職(83)の女性は「清蔵寺のお寺の釣り鐘は戦争で供出され、その後貧しくてずっとなかったが、1982年にやっと造ることができました」「当時住職だった夫(故人)から『核兵器廃絶の文字を鐘に入れたいと思うがどうか』と聞かれ、私は『いいじゃない』と賛成しましたが地域の方の賛同が得られず実現はしませんでした」「その思いで6、9、15日に「『平和の鐘つき』を始めて、今年で40回になります」と鐘を響かせました。

 参加した女性は「平和への思いでずっと参加している。広島出身の首相に変化を期待したが、余計に悪くなってしまった。子どもたちがかわいそうだ」と語りました。

参加者らと平和を願う小宅氏(右端)=8月6日、岐阜県垂井町
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