総選挙・自公政権は過半数割れ

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しんぶん赤旗と党の論戦の果たした役割に確信を

 10月27日投開票の第50回総選挙では、自民党裏金議員や現職の閣僚、公明党党首らが落選し、自民、公明両党が19年ぶりに過半数を割る大敗。自民党政治への国民の厳しい審判が下されました。

 自民党派閥の裏金づくりを暴露し、選挙終盤に裏金非公認候補への2000万円支給をスクープした「しんぶん赤旗」と日本共産党の論戦が、この情勢を生み出す大きな原動力になりました。

 日本共産党(公示前10議席)は比例で7議席、小選挙区で1議席(沖縄1区)、合わせて8議席と悔しい議席後退となりました。東海ブロック(定数21)では、本村伸子氏の議席を守りました。

 田村智子委員長は28日の記者会見で「国民のみなさんが自民党政治に代わる新たな政治を模索し探求する前向きなプロセスが始まった」として、各分野で国民の運動の発展、要求の実現に全力を尽くすと述べました。

 岐阜県の日本共産党は、比例で4万4210票(得票率5・09%)を獲得しました。前回参院選挙比では、5401票減(同0・69㌽減)。21年衆院選比では、1万4041票減(同1・14減)でした。

 小選挙区では、自共対決となった1区山越徹氏が4万8325票(得票率32・53%)、2区三尾圭司氏が3万3634票(同22・84%)と躍進しましたがいずれも及びませんでした。

 28日、岐阜駅前で1区候補として奮闘した山越徹日本共産党岐阜市委員長が総選挙の結果報告の街宣を行いました。山越氏は「みなさんから寄せられた票は、自民党の金権腐敗政治に対する大きな怒りと憲法をいかし平和と暮らしをまもる政治を求める市民の声だと実感しています。ご支持、ご支援していただいた皆さんに感謝を申し上げると共に、引き続き掲げた公約の実現に全力で頑張る決意です」と訴えました。

 2区候補の三尾圭司西濃地区副委員長は大垣駅北口で「平和や暮らしへの願いを託した多くの票を議席に結びつけることができませんでした」とおわびしたうえで「共産党の訴えが自民、公明の議席を過半数割れに追い込みました」「今後も命と暮らしを守る社会を確立していくため、言うことは言うという姿勢で活動していきます」と決意を語りました。

政策を訴える本村氏(左から4人目)と山越氏(左から2人目)、10月25日 = 岐阜市
街頭で訴えるすやま初美愛知県副委員長(左から2人目)と三尾氏(左)、10月21日 = 海津市

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