イスラエル支持撤回を

カテゴリー:

岐阜市長の訪問を考える 市民ら集会

 岐阜市で8月3日、「岐阜市長のイスラエル訪問を考えよう!」と呼びかける集会が行われ約90人が参加しました。繰り返される市長のイスラエル支持発言に抗議している市民らでつくる「岐阜市長のイスラエル訪問を考える会」が主催しました。

 柴橋正直市長は「オリーブの会」(クリスチャンの政治家団体)代表として、5月下旬私費でパレスチナ自治区・ガザへの無差別攻撃を続けるイスラエルを訪問しました。記者会見や市議会で同国を擁護する発言を繰り返してきました。

 集会では、日本キリスト教会書記長老林守男さんが「個人の思想信条は尊重されるべきだが、市長としてわきまえるべき」「戦前の過ちを考えると政教分離の原則に反する危険性を感じる」と問題提起しました。市内に住むイスラム教徒や市議会議員、弁護士が意見を述べました。岡本浩明弁護士は、「『オリーブの会』は政治家団体であり、現地で岐阜市長と紹介されている点から公的行為とみなされる」「国連が国際法違反だと勧告しているイスラエルを支持している」ということから「市長として公平性に欠ける」とし、そのうえ「公務員としての憲法擁護義務にも反する」と述べました。

 市長の謝罪と発言撤回を求める要望書を満場の拍手で採択。代表者ら8月月5日、市役所を訪れて要望書を提出し、「市民に対して何らかの対応をするべきだ」と求めました。

市長への要望を読み上げて確認する参加者ら = 3日、岐阜市
© 2014 - 2024 日本共産党岐阜県委員会