岐阜・大垣
岐阜県大垣市で7月28日に「子どもとおとなの平和広場」が行われました。歌や、被爆者の被爆体験の話などを子ども連れの親子など約90人が聞きました。西濃ピースフェスティバル実行委員会が主催しました。
垂井町の宇田茂樹さん(79)は長崎で発見された被爆稲を育てたようすをパネルで紹介。「原爆稲は放射能に遺伝子を壊されていて実る頃になると半分のもみが空っぽになってしまう」と説明しました。宇田さん自身、長崎で体内被ばくをしています。「29歳の時、左ひざが変形関節症で曲がらなくなり他の関節も動きが悪いとリハビリを勧められた。今も体の中で放射能が暴れている」と語りました。
今年、原水爆禁止国民平和大行進の県内通し行進に参加した中村由美子さん(71)は「被爆2世としてできることをやり、世界から原爆をなくしていきたい」と語りました。
母親と一緒に参加した小学校2年生の男の子は「黒い雨は体によくないよ」と印象に残った広島の高校生が描いた「原爆の絵」を指し示しました。