憲法生かす社会こそ

岐阜県母親大会開く

 岐阜県恵那市で6月30日、第66回岐阜県母親大会が「憲法を生かして誰もが安心してくらせる平和な社会を」をテーマに開かれました。医療・介護、平和、環境、消費税、学校教育など幅広い12の分科会と、プロダイバー・環境活動家の武本匡弘さんによる記念講演が行われ、オンラインを含め約730人が参加しました。主催は、実行委員会です。

 「子どもの権利は守られているか」と題した分科会では、川上貞夫さんが恵那市南地区の中学校統合問題を提起し、小規模校を存続している市や義務教育学校に再編した市などの事例が参加者から報告されました。恵那市の保護者は「市は地域の将来的なビジョンを示し、子どもや保護者の声を聞いて進めてほしい」と話しました。

 武本氏は「海の中から地球が見える~気候危機と平和の危機~」と題して講演。海の環境破壊と、地球温暖化、気候変動、気候難民などを関連付け「気候正義」を説明。「準備段階を含め軍事行動は地球を破壊する」。「原発、軍拡、気候それぞれは連関した問題で、そのもとには破滅型の資本主義経済がある」と指摘。この社会を変えるために「若い人と一緒に声を上げ行動しよう」「できることから楽しく取り組もう」と呼びかけ、に、参加者から大きな共感の拍手が湧きました。

参加者への質問も交えて講演する武本氏=6月30日、恵那市
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