岐阜市長 イスラエル訪問

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ガザ侵攻で非難のなか

            新婦人など抗議文

 岐阜市の柴橋正直市長が5月下旬にイスラエルを訪問していたことが6日明らかになりました。この問題について13日、「市民のための市政を作る会」「新日本婦人の会岐阜支部」「岐阜・九条の会」の代表者らが市役所を訪れ、市長宛ての抗議文を秘書課長に提出しました。

 柴橋市長は「オリーブの会」(クリスチャンの政治家の団体)の会長を務めており、訪問は公務ではなく私費で「エルサレムの平和を祈るために訪れた」と説明しています。市長は、昨年10月にはイスラエル大使館を訪れ「イスラエルの側に立つ」と記した声明を手渡しています。

 参加者らは、パレスチナ自治区ガザへの無差別攻撃でイスラエルへの非難が国際的に高まっているなかでの訪問であり、岐阜市長の肩書で紹介され私人として扱われていないと指摘。「個人で行ったというのは通用しない」と、市長の反省と謝罪を求めました。

 抗議文の提出には、「アラブ未来協会」や市内に住むイスラム教徒らも参加。イスラム教徒らはガザの傷ついた多くの子どもたちの写真を示して、「フェアに考えて欲しい」と訴えました。

日本共産党の森下満寿美市議も同席しました。

記者会見する市民団体とイスラム教徒ら=13日、岐阜市役所
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