日野射撃場を公園に!

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「みんなの会」が防衛省に要請

 岐阜市にある「日野射撃場を撤去し、公園にするみんなの会」共同代表と森下満寿美党市議ら4人は、訓練再開前日となる21日に防衛省に対し、「射撃場を速やかに撤去し、公園化に協力してください」と要請しました。日本共産党のもとむら伸子衆院議員が同席しました。

 陸上自衛隊第10師団(名古屋市守山区))は、昨年6月に発砲殺傷事件が起きた陸自日野基本射撃場(岐阜市)での訓練を中止してきましたが、5月中旬に22日に再開すると地域住民に対し文書回覧で知らせました。

 防衛省の担当者は「覆道化したことで理解が得られている」「射撃訓練は抑止力、対処力強化のため必要不可欠なもの」「射撃場を災害時の派遣部隊や物資の対応に使用する」として「移転は考えていない」と答えました。

 参加者は「住宅地域に射撃場がある危険性にさらされている地域住民の思いを全く理解していない」「文書回覧では住民の理解が得られていない。訓練再開は中止を」と怒りの声が上がりました。

 もとむら氏は「住民への丁寧な説明もなく訓練再開は許されない」「公園化しても災害時に使用することはできる」と迫りました。

防衛省職員に要請書を手渡す「みんなの会」共同代表ともとむら氏(左端)=21日、衆院第1議員会館
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