リニア工事に住民訴え
岐阜・瑞浪 共産党市議ら現地調査
岐阜県瑞浪(みずなみ)市の大湫(おおくて)町でリニア中央新幹線のトンネル掘削工事が原因とみられる井戸やため池の水位低下が今年2月下旬から起きていることが判明したことを受け、日本共産党の犬塚俊彦 瑞浪市義と館林辰郎前市議は16日に大湫町を訪れ、住民の声を聞きました。
JR東海や地元関係者によると、共同水源3カ所と個人宅の井戸9カ所、ため池2カ所の計14カ所で水位が低下しており、4月には共同水源1カ所が枯渇しました。
犬塚市議らは、水位が低下した井戸を視察し、近隣住民とも対話をしました。田植えをしているという住民2人は、「JR東海からは、『代替えの井戸を掘削する』と言われたが、(水位が下がった井戸を)そのままにして貰っては困る。水位をあげて欲しい」。もう一人の住民も、「今はため池と木曽川への水をポンプアップして田植えはできているが、いつまでもつのか心配だ」と語りました。
犬塚市議は、「住民の生の声を聞きました。市とJRの今後の対応を注視していきたい」と語りました。