命を守れ 原因究明・検査を!

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市民の会」が政府要請  もとむら、すやま氏ら参加

 岐阜県各務原市は有機フッ素化合物(PFAS)が市内水源地から国の暫定基準値(1リットル当たり50ナノグラム)を超えて検出された問題で、健康不安を抱いている「PFAS汚染からいのちの水を守る各務原市民の会」の今尾明美共同代表ら9人が政府(防衛相、環境省、厚労省、総務省)に対してオンラインで要請を行いました。もとむら伸子党衆院議員、すやま初美衆院東海比例、波多野こうめ、ながや てるこ党両市議が同席し「命を守るという観点で、汚染の原因究明をすすめ、住民の健康不安に寄り添ってほしい」と訴えました。

 市では活性炭による浄化で浄水は基準値以下となっていますが、自衛隊岐阜基地の西側の取水井戸を中心に依然として基準値を超える濃度のPFASが検出されています。岐阜民医連が行った住民の血液検査ではPFAS血中濃度は国内で最も高いという結果でした。

 会は「岐阜基地の土壌検査の実施」「血液検査の実施」「財政措置」など9項目を要請しました。

 対応した各省は「土壌中のPFASの暫定測定方法が示された(2023年7月)が、基準は明らかではない」「血中濃度と健康被害との因果関係が明らかになっていない」「情報収集を進める」と繰り返すばかりでした。

 参加者からは「基準がない、因果関係が判明していないというのは、検査をしない理由にはならない」「知見を集めるためにも土壌検査、血液検査を行うべき」「せめて子どもたちの血液検査を行ってほしい」と畳み掛けて訴えました。

訴える今尾(前列右から3人目)ながや(同2列目)、波多野(同左端)の各氏ら=1日、岐阜県各務原市

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