岐阜市「サロン9条例会」
岐阜市で2月27日、「サロン9条例会」で日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の木戸季市事務局長(84歳)が核兵器禁止条約第2回締約国会議に参加した報告をして、参加者と活発に語り合いました。「岐阜・九条の会」の主催し、21人が参加しました。
木戸氏は自身の被爆体験や、「1991年県原爆被爆者の会(岐朋会)を結成し被団協運動を開始」「2016年からのヒバクシャ署名の取り組みと核兵器禁止条約制定への運動」を振り返って語りました。
被爆者の長年の願いが2017年、国連本部で採択された核兵器禁止条約という形で実現。その後被団協を代表して同条約の締結国会議にも参加し続けています。木戸さんは「一昨年の第1回会議では、唯一の被爆国である日本が批准、署名していないことを知った多くの国からどよめきの声が上がりました。昨年の第2回会議では、冒頭のハイレベルセッションで被団協の運動を伝え核兵器のない世界の早い実現を求める発言が共感の拍手で迎えられました」と報告しました。
参加者から「アメリカの経済力、軍事力が日本を再び戦争に突っ込ませるのではないかと不安を抱く」「アメリカいいなりになっている政府、政府を正せないマスコミ、政治に無関心な国民。これらをリセットする活動が必要だ」「一人ひとりは微力でも手をつなぎ合って確信を持っていきたい」「理想を捨てないで、理想は実現するものだと思い続けたい」など、多くの発言がありました。