冬の風物詩 岐阜 郡上八幡市
大寒の20日、岐阜県郡上市八幡町の宗祇水付近(吉田川、小駄良川合流付近)で、冬の風物詩「鯉(こい)のぼり寒ざらし」が行われました。
400年以上続く伝統工芸「郡上本染」は、こいのぼりの白く染め残す部分にもち米ののりを置いて染料で色付けをします。「寒ざらし」はのりを冷たい川の水で洗い流す工程です。冷水に浸すことで染料がよく染み鮮やかになるといわれています。
気温6度のこの日は雨がぱらつく中、職人ら10人が水温5度の小駄良(こだら)川に入りお玉を使って丁寧にのりを落とすとくっきりとうろこが現れました。(写真)
6カ月になる双子の赤ちゃんを抱いた夫婦は「親がこの子らにこいのぼりを買ってくれたので見に来ました」と笑顔を絶やさず作業を見守っていました。 「寒ざらし」は2月4日にも行われます。