縁起をかつぐ赤い玉

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岐阜 郡上市 「南天玉」を作る

 岐阜県郡上市の古民家「夢なびふぁーむ」で、特産の郡上南天で「南天玉」を作るワークショップが開かれ、薪ストーブで暖を取りながら10人が取り組みました。(写真)

 杉玉のような形をした真っ赤な「南天玉」は、名前から「難を転ずる」、赤い実が徐々に黒くなることから「赤字が黒字になる」と縁起物として正月に飾られます。

 講師を務めた井藤利明さん(南天農家・86歳)は参加者から「師匠」と呼ばれながら、それぞれにまん丸に作るコツを伝授。参加者は収穫した南天を3~4㌢に切り球形のスポンジにバランスを見ながら黙々と差し込んでいきます。

 愛知県から参加した小学4年と6年の女児は「最初頑張ったけど、途中疲れた」「難しかったけど、楽しかった」と約4時間かけて粘り強く仕上げました。母親は「親子で3つの南天玉。連ねて玄関に下げます」と笑顔でした。

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