PFAS汚染 希望者に血液検査を!

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地域住民らが市に要請 岐阜・各務原

 岐阜県各務原(かかみがはら)市の水源地から有機フッ素化合物(PFAS)が検出された問題で、岐阜県民主医療機関連合会(岐阜民医連)と「PFAS汚染からいのちの水を守る各務原市民の会」は14日、市に対し、地域住民に実施した血液検査の結果を報告し、市民への血液検査など要請しました。日本共産党の波多野こうめ、永冶明子両市議が同席しました。

 要請文では、「希望者への血液検査の実施」「健康相談窓口の設置」「PFASの一種である『PFHxS』を水の測定項目に加える」「汚染原因の究明」など8点を求めました。

 検査結果は、三井水源地の地域住民の方が他の地域住民よりもPFASの血中濃度が数倍高くなり、沖縄や東京多摩地域よりも高い結果でした。

 応対した磯谷均副市長は「市民に健康不安がある。医療機関と連携を取り相談できる体制を取りたい」と答えました。「これまで血液検査を行わないと言ってきたが、必要性があるという理解でよいか」という問いに「危険性が高くなっており、住民の不安に寄り添いたい」と述べました。小中学校に取り付けた浄水器も「PFASの指数値がゼロになるまで設置しておく」と答えました。

 11月末の閣議決定で第1種特定化学物質に指定されたPFHxSについては既に三井水源地での検査対象に加えたと答え、結果はホームページなどで知らせると話しました。

要請文を手渡す岐阜民医連担当者 = 14日 岐阜県各務原市
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