岐阜 鈴木エイト氏が講演会
岐阜市で9日、ジャーナリストの鈴木エイト氏による「統一協会の政界工作」と題した講演会が開かれ、市民102人が参加しました。鈴木エイトさんと語る会主催。
2022年の安倍元首相の襲撃事件がきっかけとなり、統一協会(世界平和統一家庭連合)のカルト性とその被害が明らかとなっています。
講演では2002年以降現在まで統一協会に関わって独自に取材・調査を続けてきた鈴木氏ならではの写真や動画を駆使して、協会のカルト性の実態と協会との共存関係を築いてきた自民党政権との癒着を詳しく語りました。
鈴木氏は「安倍政権との親密な関係が協会による被害を拡大した」「メディアは2006年ごろまで統一協会について報道していたが、その後自主的規制をかけて監視機能を果たさなくなった」「自民党の自主点検はゆるすぎる」などと指摘し「主権者は国民。カルトの影響を排除し民意を反映できるよう投票率を上げよう」と語りました。
参加者からは「政界との関係がなぜ問題なのかがよくわかった」「メディアで報道されない内容を知らないままで暮らしてきたことに大きな不安を抱いた」などの感想が寄せられました。
責任者の丹原美穂さんは「平和と民主主義を守るためにうやむやにはしてはいけない大きな問題です」と語りました。