フードバンクぎふ サポーター交流会
岐阜県大垣市で2日、「フードバンクぎふ」がサポーター交流会を開き、サポーターや食料提供者、子ども食堂関係者など49人の参加で各地域の状況や課題などを出し合い活動の交流を行いました。中田俊哉大垣市議が参加しました。
「フードバンクぎふ」は2012年から品質には問題がないが流通には出せない食料品を企業などから提供してもらい必要としている人へ無償で配布する活動を始め、2012年にNPO法人を設立。現在は計91人のサポーターによって岐阜市や西濃の13地域561軒への戸別配布を行っています。
笹田参三理事長は「支援を求める人はたくさんいるがサポートする人は少ないという現状がある。それぞれの地域の経験交流をして困難を克服していこう」とあいさつしました。
活動交流では「借金があり精神疾患を抱えた家族があるなど、高齢者世帯で生活困窮が深刻」「行政からは生活保護世帯には食料配布はやめてと言われるがやめるわけにはいかない」「行政を巻き込んでチームワークで支援することが大切」など活発な話し合いがされました。
事務局の船田伸子さんは「その人らしく生きられる生活が社会的に保障される地域であってほしい。互いの顔が見える地域に根差したフードバンク活動を担う団体がもっと増えるとよい。生活困窮者への支援と暮らしやすい地域社会を作るということをいろいろな立場の人と共に考え協力し合っていきたい」と語りました。