岐阜市長選 奮闘の森下氏
岐阜市長選が28日投開票され、「清潔で住みよい革新岐阜市政をつくる会」の森下ますみ氏=日本共産党推薦=は、4566票(得票率3.77%)を獲得しましたが、6位で及びませんでした。
現職が出馬せず、新人7人の争いで、当選したのは、元民主党衆院議員の柴橋正直氏=連合推薦=。自民、公明が推薦し、野田聖子総務大臣N・Nコンビで走った中西謙司氏は落選しました。
森下氏は選挙中、「豪華な市庁舎建設は見直し、福祉・教育を大切にする市政を」「憲法をくらしに生かして市民によりそう市政を」と強調。マスコミの候補者第一声の分析では「福祉」を重点に訴えていたのは森下氏だけでした。
森下氏は、開票結果をうけて事務所であいさつし、「新庁舎建設の見直しや、学校給食費の無料化など、政策に期待を寄せる声をヒシヒシと感じていただけに非常に残念でならない。新市長には市民の声をしっかり受け止めてもらいたい。明日から市民に寄り添う活動を再開したい」と語りました。
岐阜市議補選 山越氏25%獲得
市長選と同時に行われた岐阜市議補選(定数1、立候補3人)では、日本共産党の山越徹(やまこし・とおる)氏は、2万8132票(得票率25.12%)を獲得しましたが、2位で及びませんでした。当選は自民元職。
選挙戦は、政務活動費の不正使用で辞職した自民議員の欠員1を3人で争い、政党では自民、共産の自共対決となりました。
山越氏は、政務活動費の不正がバレたら返すような自民議員が回復しても市民のためにはならないと精力的に訴え、清潔一番の共産党の議席が伸びてこそ、市民の願いが実現できると懸命に訴えました。
山越氏は、「来春の市議選はいよいよ本線となります。必ずはい上がり3議席から4議席へ議案提案権を取り戻していきたい」と決意を述べました。