市民と野党の共闘へ立候補を取り下げ 岐阜1区で日本共産党

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やまこし氏は比例単独で勝利めざす 衆院選岐阜1区

市民と野党の共闘へ立候補を取り下げ 日本共産党

 日本共産党岐阜県委員会(松岡清委員長)は、10日公示の衆院選岐阜1区で、やまこしとおる氏(党岐阜市委員長・47歳)の立候補を取り下げ、元民進党で無所属出馬予定の吉田りえ氏を支援することを明らかにしました。やまこし氏は比例単独で東海ブロックに出馬します。松岡県委員長とやまこし氏が7日夜に記者会見し発表しました。

 松岡県委員長は、自らの公認候補を下ろしてのこの選挙協力にあたり、岐阜1区で自民党候補に勝利するために吉田氏自身との間で以下の3項目を確認しあった旨を明らかにしました。

 ❶この選挙を、市民と野党とが力を合わせてたたかう。

 ❷共通政策として4点を掲げる。

   ⑴安保法制(戦争法)の廃止、立憲主義の回復。

   ⑵アベノミクスによる国民生活破壊、格差と貧困を是正する。

   ⑶TPPや沖縄問題など、国民の声に耳を傾けない強権政治を許さない。

   ⑷安倍政権のもとでの憲法改悪に反対する。

 ❸当選した場合、「希望の党」の会派入りや入党はしない。

 選挙協力への日本共産党のこの決断は、何よりも「市民と野党の共闘」の大義に立ってのこと、と松岡県委員長は強調しました。安倍政権に退場の審判を下し、くらしと憲法を守る新しい政治をつくりだしていく力は、この2年余全国で発展・進化してきている「市民と野党の共闘」以外にありません。そこに分断・破壊を持ち込もうとする「希望の党」は「安保法制容認・9条含む改憲」を掲げ、選挙後の自民との連立可能性も「選挙の結果の判断」だ(小池代表)と否定していません。この逆流を乗り越え「アベ政治ノー」と列島を揺るがす市民・有権者の声にこたえるために、「共闘の大義を守りぬく」。そして、1区での吉田候補の勝利、比例選挙の大躍進でやまこし候補も国会へ送りだすため「全力をつくす」と、松岡、やまこし両氏は決意を述べました。

 

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